【子鉄が喜ぶ鉄道イベント】ハグ鉄2022参加レポート

川崎市幸区主催の、子鉄が喜ぶ鉄道イベント「鉄ハグ」に行ってきました。

イベントの内容などをレポートします!

 
ひてつママ
今回は第2弾ですが、我が家は初参加です!

鉄ハグとは

「鉄道でハグくむ幸」、略して「ハグ鉄」。

川崎市幸区は鉄道資源が豊富なことから、川崎市幸区の魅力ある街づくり(区づくり)施策の一つとして企画されているイベントです。

第1弾は2020年に実施され、2022年のこのイベントは第2弾となっており、株式会社鉄道新聞社の企画協力と、多くの企業や団体の協力のもと実現しているようです。

川崎市幸区の鉄道資源

川崎市幸区には鉄道ビュースポットがたくさんありますが、一番の有名どころといえばやはりJR貨物新鶴見機関区です。
特に、新川崎駅のホームや改札をでてすぐの跨線橋から見える電気機関車は圧巻です。
普段あまり目にすることのない金太郎桃太郎レッドサンダーブルーサンダーが一気にまとめて見ることができます。

これらの機関車は、かわいい愛称がついていて、車体にロゴも入っているので、ちびっこ子鉄にも覚えやすいし見分けやすいですね。

開催期間・場所

①川崎会場
2月26日(土)~3月6日(日)
ミューザ川崎シンフォニーホール4階 音楽工房 企画展示室(川崎駅徒歩3分)

②鹿島田会場
3月12日(土)~3月20日(日)
旧新川崎・鹿島田周辺整備事務所(鹿島田駅徒歩1分)

 
ひてつママ
我が家は、鹿島田会場に行きました。
 
ひてつママ
改札の展示がある川崎会場は、残念ながら日程が合わず、行けませんでした…

鹿島田会場への行き方

新川崎駅からも徒歩圏内ではありますが、JR南武線の鹿島田駅であれば徒歩一分なので、鹿島田駅経由を断然おすすめいたします。

ということで、本記事では鹿島田駅からの行き方をご紹介します。(方向感覚が鈍いので、実際に歩いた場所しかうまくご紹介ができません。)

ただ、新川崎駅の跨線橋では電気機関車をたくさん見学できるので、元気が残っていれば、新川崎駅経由で帰宅すると楽しめます。

JR+徒歩

鹿島田駅の改札を出て、向かって右側にある階段を下り、後ろ手の駐輪場沿いに道なりに歩いていくと着きます。
鹿島田駅のホーム(立川方面)の真裏にある、二階建ての小さな会場です。
駅近なのは本当にありがたいです!

私は、階段を下りて右手の歩道を行ってしまい、かなり遠回りになってしまいました。
(google mapで検索するとこの遠回りの道順が表示されてしまうので、ポスターの地図を参考に行った方が良いです!)

JR+徒歩(ベビーカーの場合)

エレベーターの方が分かりやすいです。
鹿島田駅の改札を出て、向かって右側にあるエレベーターで地上に降りて、右手にある駐輪場沿いに歩くとすぐに到着します。
建物はスロープがあるので、一階には問題なく入れます。
会場外にベビーカーを置くスペースもあります。
二階へのベビーカーの持ち込みはできないようで、二階への階段横にもベビーカー置き場が設置されていました。

ハグ鉄のみどころ【展示型】

ハグ鉄は、子鉄がよろこぶ展示と体験コーナーがあります!

線路の誘導線

会場に入ると、足元に誘導のためにテープでつくった線路がありました。
手間のかかる仕掛けですが、これならちびっこにも分かりやすく、ありがたいです。

足元にはテープで作った誘導線

我が家の子鉄も、足元の線路をみながら、若干脱線しながらもしっかりと歩いてくれました。

パネル展示

空いているときはつい素通りしてしまいがちですが、受付から非常ボタンの展示までの間にたくさんのパネルが設置されています。

川崎市を通る列車や、撮影スポットの紹介もありました。

非常ボタンの順番待ちの間に見ることができるので、子供が不機嫌になるのを防ぐことができます。

撮影スポットの紹介

レールの比較

南武線に使われるレールと東海道線・横須賀線で使われているレールが展示されており、定規も置いてありました。
恥ずかしながら私には違いがわからず…しっかりと測ったらレールの幅が違ったのかな?
調べてみたのですが私にも夫にもよくわかりませんでした。
分かったら更新します!

金のレールと銀のレールが展示されている

高校生が作る、「乗れる」鉄道模型!

会場内で乗車することはできませんが、川崎市立川崎総合科学高等学校の学生が作った「乗れるミニ機関車」の展示と、その製作過程と実際にレールの上を走行するムービーが視聴できます。

大宮のてっぱくにあるミニはやぶさ号のように、後ろに乗車用の車両を連結させて走らせせることができるようです。

これを高校生が作ったなんて、本当にすごい!!

左にあるテレビ画面で、製作の様子や乗車している映像を視聴することができます

「HYBARI」のプロモーション

2022年3月下旬に試験走行を開始予定のFV-E991系「HYBARI」のプロモーションムービーが視聴できます。鉄道新聞の発行者である福田誠さんが超ハイテンションで紹介してくれるムービーです。

息子も食い入るように見つめていました。
水素燃料電池とバッテリーを電源とする2両編成の試験車両で、南武線で試験走行が行われます。

ヘッドマーク

先頭車両に設置されていたヘッドマークがたくさん展示されていました。

我が家の子鉄はまだヘッドマークにはあまり興味がなく、あっさりと通り過ぎてしまいました…

ハグ鉄のみどころ【体験型】

展示物もたくさんありますが、ハグ鉄には子鉄が喜ぶ体験型コーナーがあります。

非常ボタンの押し比べ

非常ボタンが二つ並んでいます。
1つは駅のホームの非常ボタンで、もう一つは踏切の非常ボタンです。
もちろん消毒液が設置されていて、コロナ対策もきちんとされているのが嬉しいです。

クイズラリー

会場内や会場周辺(新川崎駅付近など)を散策して答えを見つけるクイズラリーに参加できます。
5問中4問以上正解すると景品がもらえました。
景品はしっかりとした生地の、路線図入りの大きめトートバッグでした。

塗り絵・工作

会場二階で、塗り絵と工作ができます。
E233系か機関車(EF510形式EH500形式かな?)のどちらかを選び、色鉛筆と糊を借りて、会場内で作業ができます。
一組二席用意してあるので、子供一人と親一人が並んで座れるようになっていました。

母作の電気機関車

記念写真コーナー

EH800形電気機関車の運転台型のパネルから顔を出して撮影できる撮影スポットがあります。
小さい子用に踏み台が用意されていて、4人くらいは余裕で入ることができます。
この写真に写っている息子は身長101cmです。

「鉄ハグ」「2022」が記載されたヘッドマークがついているので、思い出の写真になりそうです。
我が家の子鉄はちょっと恥ずかしそうに顔をだしていました。

無料でもらえる鉄道アイテム

ちょっとケチなタイトルですが、私はケチなママ。

無料が大好きなので、このイベントでゲットした品をご紹介いたします。

鉄道新聞オフライン

あの福岡誠さんによる「鉄道新聞」のペーパー版をもらえます!

子供に見せるなら、webページよりも紙媒体の方がいい…と思う私のようなママパパに嬉しい鉄道新聞オフライン。「HYBARI」のPRコーナーに置いてありました。
このイベントの目玉アイテムでもあります。

鉄道カード

受付時にもらえます。子供がちょっと喜ぶ、Suicaサイズの小さいカードです。

子供に持たせていたら、落としてしまったようで、写真がありません…

貨物列車消しゴムor立体シール

2階の特設コーナーで、アンケートに回答し、用紙を手渡すともらえる特典です。
①レッドサンダーとブルーサンダーの消しゴムセット
②貨物列車の立体シール
(こちらはもらっていないので写真がありません)

路線図イラスト入りトートバッグ

クイズラリーで5問中4問正解するともらえます。
路線図が描かれていて、張りのあるしっかりとした生地になっています。
A4サイズのクリアファイルも余裕で入る大き目サイズなので保育園用のサブバッグにも使っちゃおうかな。

JR東日本おえかきノート

お絵描きができる無地のノートです。塗り絵と工作をして、作品を二階の受付に提出するともらえます。作品を自宅に持ち帰った場合はもらえないようです。
子どもの作品を自宅に持って帰るか、本人次第ですが、もらえたら嬉しいですね。

ノートのタイトルは『まにゃ~君の自由帳』。ノートは基本的に無地ですが、巻頭と巻末に駅のホームや踏切でのマナーや危険についての注意書きがまにゃー君のイラストと一緒に描かれています。

左:鉄道新聞オフライン、中央:路線入りトートバッグ、右:おえかきノート

我が家の子鉄3歳の反応

 
ひてつママ
展示物と体験型コーナーがあるのはわかるけど、実際のところ、子供は喜ぶの?

実際のところ、子供は喜ぶ?という疑問がある方のために、我が家の子鉄3歳児の反応をご紹介します。

非常ボタンを押しまくり

すでに上で説明していますが、非常ボタンの押し比べは超絶おすすめポイントです。

あの大宮の鉄道博物館(通称:てっぱく)でも、京急ミュージアムでも、非常ボタンは一つしか展示されていません。しかし、このイベントでは踏切の非常ボタンの駅ホームの非常ボタンの両方が並んで展示されています。

そう、非常ボタンの押し比べができるのです!

息子は、もとから非常ボタンが大好きなので、間違いなく押したがるとは思っていましたが、案の定どつぼにはまっていました。

後ろに別のお友達が並んだら一旦離れてやり過ごし、空くのを待つ…を三度くらい繰り返していました。(逆走禁止なので、しばらくとどまることにしました)

幸い、あまり混んでいなかったのと、受付の間隔があいていたので、周りに迷惑をかけずに楽しむことができました。

そして、ちゃんと順番待ちができるようになったのだと、母としてはとても嬉しい気持ちになりました。(ほろり)

非常ボタンの押し比べに夢中な3歳児

アンケート特典に超興奮

アンケート回答を提出すると、電気機関車の消しゴム(レッドサンダー・ブルーサンダー)か立体シールのいずれかをもらうことができます。
息子は迷わず消しゴムをチョイスしました。
とにかく嬉しかったようで、帰宅するまで手放しませんでした。
それどころか、「またもらいに行く。明日も行く。」と言い、本当に二日連続で消しゴムをゲットしていました。

塗り絵

E233系ではなく電気機関車を選び、塗りはじめた…と思ったら、すぐに「ママやって」との命令が。
普段からあまり塗り絵やお絵描きを好まないのですが、今日は全く気が進まなかったようです。
せっかく10分ちかく待ったのに…。
結局息子が指定する色と場所に母が塗りました。

塗り絵・工作コーナー

クイズラリー

息子はクイズラリーは初めて。
あまりやる気はなく、早く帰ろうと何度も言うので、駅近くで解決するものをチョイスし、母の知識とネットを駆使。
なんとか息子の機嫌が悪くなる前に特典ゲット。
息子3歳にはまだクイズラリーは早すぎたようです。

混雑状況

乳幼児連れで気になるのが、待ち時間ですよね。ハグ鉄で実際に体験した混雑状況についてレポートしています。

受付

とてつもなく混んでいるわけではありませんが、1組ずつの受付で、用紙に氏名、住所、連作先を直接記入するので、自然と待ち時間が生じます。

土曜日11時頃に行った際は、受付は12分程度、
日曜日13時頃に行った際は、受付は5分程度待ちました。

3歳児の親にとって、10分超えの待ち時間はぐずらないかちょっとドキドキしますが、ハグ鉄は主催者の工夫があってとても良い印象でした。

というのも、並んでいる間、鉄道情報が掲載された幸区のフリーペーパー『幸区にゃんだふる通信』を配布してくれたり、スタッフの方が気さくに話しかけてくれるので、待つのが苦手な我が家の子鉄もぐずることなく待つことができました。

また、記入が面倒な受付の用紙は、受付用紙自体がプレゼントの抽選用紙になるという嬉しい仕組みになっていました。

にゃんだふる通信を手に待つ子鉄3歳

1階の展示・体験コーナー

受付に少し時間がかかることもあり、各組の間隔があきます。

そのため、1階の展示・体験コーナーではあまり後ろを気にすることなく比較的ゆったりとみることができました。

塗り絵・工作

感染対策のため、一度に塗り絵をできる組数が限られており、お昼どきでも4組待ち。塗り絵をはじめるまでに10分程かかりました。

とはいえ、子どもが待ち時間に退屈しないよう、撮影スポットがあったり、鉄道の動画をテレビの大画面で流してくれていたり、鉄道関係の雑誌がたくさん並んでいました。パイプ椅子も置いてあるので、休憩することができました。

同じ二階の受付にアンケートを提出するようになっているため、親は、待ち時間にアンケートの回答をすることができます。

注意点

  • 混雑してなくても受付で待つこともある
  • 1階の展示・体験コーナーでは逆走禁止
  • エレベーターは利用できない
  • 2階の体験コーナーに参加する場合は、ベビーカーは1階に置いていく必要があり
    (階段横にベビーカー置き場あり)

感想

今回初めて参加しましたが、予想以上に我が家の3歳児が興奮していて驚きました。
しかも二日連続で同じ会場、同じコースで楽しむことができました。

イベント会場は小さいものの、たくさんの企業や団体の協力があり、子供の喜ぶポイントをしっかりとおさえた工夫がされているので当然といえば当然です。

次回もぜひ参加したいので、またの開催を楽しみにしています!