【子鉄と行きたい】スラブ軌道ってなに?おすすめ見学スポットをご紹介!

スラブ軌道ってなに?

スラブ軌道とは、電車の軌道の種類です。
このような軌道を見たことはありませんか?

スラブ軌道

そもそも、「軌道ってなに?」という方は、次の説明をご覧ください。

軌道とは

軌道=線路、と思ってください。軌道とは、レールだけでなく、レールを支える石材やコンクリートなども含めたものを指します。

軌道
電車などの軌条車両を走らせるための構造物からなる道。道床・枕木・レールなどからなる。

デジタル大辞泉

スラブ軌道とは

スラブ軌道とは、電車の軌道の種類です。

スラブ軌道
鉄道の軌道の構造の一つ。コンクリートの路盤上に軌道スラブと呼ばれるコンクリート板を設置し、その上にレールを敷設したもの。

デジタル大辞泉

非鉄ママパパは「見たことあるような…ないような」という感じかもしれませんね。
ちなみに、私は全く見覚えがありませんでした。

バラスト軌道とは

お次はバラスト軌道。
こちらは、一番よく見かけるタイプの軌道だと思います。

バラスト軌道

バラスト軌道
鉄道の軌道の構造の一つ。路盤の上に道床バラストと呼ばれる砕石を敷き、その上に枕木を並べ、レールを敷設したしたもの。

デジタル大辞泉

そう、あのよく見かけるあの石ですね。あの石のことを、バラストと呼びます。
踏切のすぐ横にあるのは、たいていこのバラストですよね。

おすすめ見学スポット

スラブ軌道を近くで見ることができるおすすめ見学スポットをご紹介します。

JR桜木町駅

イチオシなのが、この桜木町駅です。
スラブ軌道が間近で見られるというのはもちろんですが、子鉄にとっても親にとってもありがたいポイントがたくさんあるんです。

  • 横浜駅からほんのひと駅
  • ホームドアがあって安心(片側だけですが…)
  • 駅構内にオムツ替え・授乳ができるベビー休憩室がある(1組のみ)
  • 近くに綺麗なオムツ替え・授乳室・子供用トイレ設置施設がある
    (Colette・Mareが最高!女性専用も男女共用もあって素晴らしいです)
  • 近くに蒸気機関車の展示、ロープウェイ、帆船があり、見どころがたくさんある
  • 飲食店、買い物スポットがたくさんあるので、ついでに行ける

など、とにかくおすすめです。
特に、片側だけとはいえ、ホームドア越しに軌道をみることができるというのは、ちびっこ連れには嬉しいポイントです。

桜木町駅のホームドア


そして、オムツ替えや授乳、子供用トイレは、ちびっこ兄妹がいる場合にも重要なポイントですね。桜木町駅前のコレットマーレには、授乳室はもちろん、女性専用と男女共用のベビールーム(しかも綺麗)があります。使い分けができるって、素敵ですよね。

そもそも、新幹線での採用率が高いスラブ軌道なので、残念ながら在来線ではあまり多く見かけません。
他にも、在来線でおすすめの駅を見つけたらご紹介します!

スラブ軌道は子供には難しすぎる?

「スラブ軌道って、子供には難しいんじゃ…」
いえ、そんなこともないんです。
なんと、このスラブ軌道の説明、子供向けの図鑑にも載っているんです!

スラブ軌道が掲載されている図鑑(百科典)

講談社 『鉄道 講談社の動く図鑑MOVE』

我が家では講談社の動く図鑑を愛用しています。1歳になった頃に購入し、3歳になった今でも寝る前に一緒に読むことが多いです。さすがにボロボロになってきたので、また同じものを購入しようかと検討しています。

小学館 『日本大百科全書(ニッポニカ)』

こちらはまだ持っていないのですが、軌道とは何か、図で解説されています。鉄道に限らず、疑問に思ったことをしっかりと確認できる百科は小学生になるまでには揃えたいですね。

幼児はすぐに覚えてしまう

幼児には難しすぎるのでは?と思わず、図鑑の詳細な説明も、読み聞かせをしてあげると良いですね。親自身の知識になるのはもちろんですが、思いのほか、子供は聞いています。

そして覚えています。

なにより、詳しい説明を聞くことで、新たな分野に興味を持ってくれたり、覚えてくれたりすると嬉しいものです。

脳医学者の瀧靖之先生も、著書で以下のようにお話されています。

「この言葉は知らないはずだから」
「子供には難しすぎるだろう」
と、知識を制限する必要はありません。脳の観点から見れば、子供は大人よりもずっと知識を取り入れやすい時期にあるのですから。

16万人の脳画像を見てきた脳医学者が教える「賢い子」に育てる究極のコツ

2歳児がスラブ軌道を判別した?

えーと思われるかもしれませんが、これは我が子の実例です。

当時2歳10か月だった息子は、図鑑に掲載されていたスラブ軌道のことを覚えていました。
桜木町駅に遊びに行った日の夜、息子が私に教えてくれたのです。「さくらちょー(桜木町駅)はスラブ軌道だよね」と。
残念ながら全くわからなかったので、「そうだね!」と答えることができず、夫(鉄男)に確認するも、「そうだっけ…?違ったような」との返事。
否定するわけにもいかず、半信半疑で再度訪問してみると、なんとなんと、息子の言うとおり、桜木町駅はスラブ軌道だったのです!(うちの子すごい!)

なんとなくだったのかもしれないし、たまたま当たっただけなのかもしれません。でも、小さくても、覚えた知識と実際に見たものを関連付け、言葉にして確認した。とても価値ある経験だと思います。

まとめ

スラブ軌道は、軌道スラブというコンクリート板の上にレールを敷設した鉄道の軌道の構造の一種のことです。スラブ軌道は主に新幹線の軌道として採用されており、在来線ではあまりつかわれていません。ですが、桜木町駅では、スラブ軌道を見ることができます。

スラブ軌道の説明は、子供向けの図鑑にも掲載されています。
子供にはまだ難しいと決めつけず、ぜひ軌道にも色々な種類があることを教えてあげ、見分ける楽しみを教えてあげてください。

そうすることで、もっともっと子鉄の世界が広がり、知ること、見つけることの楽しさを覚えていくことができるはずです。

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