子鉄が喜ぶ電車の絵本をさがしているママパパにおすすめ!
とくに、踏み切りが大好きな「フミキリスト」な子鉄が夢中になる絵本をご紹介します。
鉄道大好きな子鉄が喜ぶのは、やっぱり鉄道の絵本。
でも、絵本って、ジャケ買いすると文字量やストーリーが「思ってたのと違った…」ってなったりしますよね。
子鉄クラブでは、ママたちが我が子に合った絵本をじっくり選べるよう、
知育に繋げるポイントや、3歳の息子が実際に読んだときの反応などを、
ママ目線で詳しくレビューしています!
絵本のきほん情報
作品情報
- タイトル:『ふみきりくん』
- 出版社:株式会社福音館書店
- 文:えのもと えつこ
- 絵:鎌田 歩
- 発行日: 2019年10月05日
- シリーズ:幼児絵本
- ページ数:24頁
- サイズ:22cm×21cm
- SBN: 978-4-8340-8474-0
対象年齢
福音館書店のホームページによると、対象年齢は以下のとおりです。
- おすすめ:2歳~4歳
ページによっては文章量がそこそこありますが、会話や擬音語が多いので、個人的には、1歳半くらいからでも大丈夫だと思います。
絵本の内容は?
ストーリーや、絵本から得られる情報をご紹介します。
登場する主な電車
物語の舞台は、京成電鉄の踏切です。
非鉄ママの居住区域は、京成電鉄が走っていないため、電車の型式が3000形なのか3700形なのかを見分けるのにちょっと苦戦しました…(笑)。
- 京成グループの標準車両(3000形)
- 京成スカイライナー
ストーリー
主人公は、子鉄が大好きな踏切の「ふみきりくん」!
働き者の「ふみきりくん」は、駅のすぐそばの踏切で朝から晩まで働きます。
通勤電車や特急電車が来たら遮断機をおろし、通り過ぎたら遮断機を上げます。
あるとき、遮断機をおろしている途中、かんかんと鳴っているにもかかわらず、「トラックくん」が踏切を渡ろうと急いで走ってきます。
危ない!
安全を守る「ふみきりくん」は、なんとか「トラックくん」が渡る前に遮断機をおろすことができたのでした。
こうして仕事を続けた「ふみきりくん」は、夜、最後の電車を見送り、一日の仕事を終えるのでした。
絵本の特徴
絵はシンプルながら、電車や警報機(「ふみきりくん」)の描写はとても細かく描かれています。
- ストーリー部分の文章はすべてひらがなとカタカナで書かれています。
- 京成電鉄沿線の踏み切りが舞台となっています。
- 踏切が色々な角度から描かれていて面白い!
(俯瞰、煽りの角度や横からの視点もあります)
我が家の子鉄の反応
『ふみきりくん』は、ページによっては文章量がそこそこありますが、会話や擬音語が多いので、リズミカルに読み進めることができます。
交通ルールを覚えた!
この『ふみきりくん』を読んで、踏切の警報音が鳴ってからのギリギリ横断はいけないことをしっかりと認識したようです。
お話の中に、ギリギリで横断しようとする「トラックくん」が登場します。
この絵本を読んでからは、踏切の動画を見る際も、「トラックくんみたいにギリギリに渡ると危ないね!」と言うようになりました。
元々、ルールには厳しめの性格の息子ではありましたが、正しい交通ルールを覚えてくれるのは親としてとても嬉しいです。
新たな発見「これ(スピーカー)なあに?」
警報機の上についているスピーカーを指して、「これなあに?」と聞かれました。
息子は踏切が好きなのですが、我が家の徒歩圏内に踏切が無いせいか、スピーカーの存在には今まで気づかなかったようです。
確かに、必ずしもスピーカーが上についているとは限りませんし、イラストでは省略されていることも多いです。
親子ともに、新しい発見でした。
更に、スピーカーがなぜ下向きになっているのかを疑問に思ったようで、「なんで斜めなの?」と聞かれました。
「なぜ?」がたくさんでてきて、嬉しい限りです!!
めだま(眼球)と目の違い
「ふみきりくん」の「あかいめだま」という表現を疑問に思った息子から、「めだまは目のこと?」と聞かれ、はっとしました。
確かに、目玉というワードは息子にとっては初めてかも。
眼球は見たことないよなぁ、と思いながら、目玉は眼球のことを指すことを説明しました。
ついでに、目玉おやじのおちょこを見せてあげました。
余計混乱させたかも?(笑)
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ちょい足し知育
この『ふみきりくん』を読んだら、せっかくなので、ちょい足し知育をしてみましょう!
交通ルールを覚えよう
絵本に出てくる「トラックくん」は、急いでいるからと、警報機が鳴って遮断機が降りはじめているのに渡ろうとしました。
「遮断機が降り始めてから渡ると危ないね」と話し、ギリギリに横断することはいけないと理解してもらいましょう。
『ふみきりくん』の絵本のエピソードはちょうどよく、子供でもすんなりと受け入れられるようです。
警報機のパーツを覚えてみよう!
踏切の警報機といっても、いろんなパーツからできています。
呼び名は複数あるようですが、一般的な呼び名を紹介します。
- スピーカー
- 警戒標識
- 警報灯
- (列車進行)方向指示器
- 遮断機(遮断棒)
また、警報灯にも種類があります。
上のイラストのものは「ふみきりくん」と同じ従来型の警報灯ですが、最近は新しい「全方位型(全方向型)警報灯」が増えてきています。
この警報灯は、点滅しているのが全方向から見えるので、どんどん増えているようです。
ちなみに、プラレールの踏切には、どちらの形の警報灯の商品もちゃんと存在します。
従来型の警報灯の踏切商品はこのプラキッズサウンドふみきりセット↓↓
全方位型の新しい警報灯の踏切商品はこのカンカン踏切セット↓↓
我が家はどちらも持っていますが、使いやすさでは断然小さい方のプラキッズサウンドふみきりセットです。
でも、カンカン踏切セットはそれだけでかなり遊べるので、子鉄はきっとはまること間違いなしです。
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まとめ
『ふみきりくん』は2019年に出版された、比較的新しい絵本でありながら、既に大人気の定番絵本になっています。
文章もわかりやすく、また子鉄が大好きな踏切が主人公になっているので、引き込まれやすいようです。
絵本の中で京成電鉄の名前は出てきませんが、それと分かる細かい描写も素晴らしいです。
京成電鉄沿線の子鉄には必見の絵本です!